えひめAI。
去年の11月頃、とある県内酪農家さんから連絡を頂きました。
内容は『えひめAIを知ってるか?』というもの。
えひめAI?何ですかそれは??ということで、よくよく話をうかがってみると、それを牛の餌に混ぜて与えるとなななんと乳量がアップする!とおっしゃるではありませんか。
しかも、与えてから数日で効果が出るとのこと。 Σ(゚ω゚)
それは是非試してみたい!!ということで、常務がその農家さんのお宅へ行き、作り方を伝授してもらったのが12月の始め頃。
あ、ちなみに、えひめAIについて調べたところ、『酵母菌・乳酸菌・納豆菌を主体に糖蜜などを用いて発酵培養させた酵素を含む複合微生物であ り、環境浄化微生物資材として様々な用途に利用できる。主に、水質浄化(排水路や河川、水槽)や防臭(排水管、生ごみ)に使われる。』というものらしいです。
他にも、生育中の野菜にかけると良いとか、お風呂(もちろん人間の)に入浴剤の代わりにいれても良いらしいです。
ということで、作ってみました『えひめAI』。
まずは材料。
分量は割愛しますが、大量のヨーグルトにブドウ糖、イースト菌、あと納豆とその他諸々。
ヨーグルトを100個開けて、イースト菌とブドウ糖を混ぜて、適温のお湯を準備。
その後は、温度や分量に気を付けつつ、順番通りに材料を投入し撹拌。
夏なら4日、冬なら7日ほどで完成するということで、毎日観察したのですが見た目は特に変化はなく、その代り、匂いが1、2日目はパン屋さんのような独特のイースト臭だったものが、だんだん日が経つにつれてお酒っぽい匂いに変化していったように思います。
その他完成の目安として、pHが4程度になったらといものがあったので市販の測定器を買ってみたものの、うーん(-_-;)ヨクワカラナイ。な結果に終わりました。↑↑
そんなこんなで出来上がったえひめAIをジョーロを使って牛の餌に振り掛けてみた1月ですが。
アップしました乳量が!!!目標の30キロに到達しましたよ!!
他にも体細胞が減ったりなどこれもえひめAI効果!?と思われるものがちらほら。
すごいです。試してみる価値アリアリです!(*゚Д゚)ノ
公社は牛の数が多く、よって、えひめAIも大量に作りましたが、本当はこんな感じでポリタンク一つで作ったりするものらしいです。
ヨーグルトも、近所のスーパーのものをそうそう何度も買い占める訳にはいかないので、現在は公社の生乳にヨーグルトを一つ混ぜて発酵させたものを使っています。
詳しい内容や作り方を知りたい!という方は農文協発行の月刊』現代農業」2013年1月号に特集がくまれておりますので、機会がありましたら是非ご覧になってください。^^
↓↓農文協HPより『現代農業』のページです
その他にも『えひめAI』で検索すればいくつかヒットすると思いますので、ぜひ調べてみて下さいませ。
↓↓これは『えひめAI-2』ですが、ブドウ糖の代わりに砂糖を使ってるので、まだ作りやすいと思います。