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搾乳牛の削蹄が行われました。

4月20日(金)曇り、都城削蹄師協会の方々により公社搾乳牛の削蹄が行われました。

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削蹄とは。
乳牛の蹄、つまり爪は、1ヵ月で3から10cm伸びるといわれています。
堅い地面との摩擦で自然な状態を保っていればいいのですが、牛舎にいることが多くなって、運動量が少なくなると爪が必要以上に伸びて、歩くことも不自由になり、爪の病気になることさえあります。そこで、削蹄、つまり爪を切る必要が生じるのです。およそ、1年に2回が目安です。
ちなみに、蹄刀とよばれる道具や蹄やすりなどが使われていますが、電動の削蹄機が使われることもあります。

<ミルククラブ情報誌’96 SPRING vol.19より>
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今回公社では40~50頭が削蹄されるということで、コソッと(?)見学させてもらったので、その様子をレポートさせていただきます。

まずは、牛が動かないように枠場に固定します。
牛を枠場に固定

次に、伸びた爪を大きなハサミのようなもので爪の先を切っていきます。
ハサミのようなもので爪を切ります ハサミのようなもの

その次に、蹄刀(テイトウ)と呼ばれる蹄を削切するための専用ナイフで余分に伸びた爪を削ります。
蹄刀で削っていきます

そして最後に、大きなヤスリで爪を整えて終了です。(後足の写真は取り損ねました。)
やすりがけ(前足)

ちなみに、削蹄の途中に牛が糞をしてしまい削蹄師さんにかかってしまうハプニングがあったんですが。
だ、大丈夫ですか!?と声をかけたところ、「糞をかぶるのが仕事みたいなもんだ。はっはっは。」と言われたのにはちょっと感動しました。

削蹄師会の皆様、お疲れ様でした。

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